秀逸な話

秀逸(言いたいだけ)な話。

御殿場の秀逸な話

バスタブキング

男湯に入ると至るところに「迷惑行為禁止!」と注意喚起が促されている風呂屋に行ってきた。


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脱衣場に入る前にも注意喚起を促している。

 

どうやら不感温泡風呂(以下、泡風呂)内にて迷惑行為が起きているらしくリサーチしたところ、以下のような事が起きているらしい。

 

・泡風呂内にてウホウホしている。

 

 

言わぬが花でしょう。

けしからんことしやがって。

ウホウホ、エチエチしたかったらホテルやら自宅やらにて開催しやがれ。

公衆的なスペースでやるなよ、迷惑だろ。欲の塊かよ。欲の神様かよ。いや、ここはFUROの王様か。

 

脱衣所内は高齢の方が多かった。

平日の午前中なのでどこも一緒か。

突き刺さる視線を感じるもののシカトをキメて浴場へ。

思ったよりも広く、多種多様な風呂達がお出迎え。さすがスーパー銭湯。お前が王様だ。

 

泡風呂に目を向けると、お爺ちゃんくらいの年齢の方がギッチギッチに入浴。スキマ無しの異様な光景。

ここの風呂屋は入場する際にオレンジ色のタオル、バスタオルを配布している。

ギッチギッチに詰まったお爺ちゃん達の頭の上にはオレンジ色のタオルが乗っかていて、なんだか地蔵の群を見ている錯覚に襲われた。手は合わせなかった。

 

地蔵詰め合わせセットの風呂に入る訳にはいかないので、塩サウナ、炭酸風呂、サウナ、寝転湯、座り湯、露天風呂などを楽しんだ。

各風呂に入る途中、泡風呂内の状況を横目で見たが地蔵達は地縛霊のように張り付くように動いていなかった。やっぱり地蔵かも。

 

2回目のサウナを楽しんだ後に泡風呂を見ると空いていた。

視線を感じながら「ええい、ままよ」と思いながら泡風呂へ入浴。

5分くらい入浴したものの、地蔵から手や足を出されることは無かった。

無かったものの、入浴中は何かされるんじゃないかとドキドキしてしまいリラックスする事は出来なかった。

風呂内には無数のアブクが巡っていて、湯内で何が起きているか目視することは難しい。見えない恐怖とはこういうものなのかな。

 

 

 

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