秀逸な話

秀逸(言いたいだけ)な話。

御殿場の秀逸な話

チュウベイビー

5年ぶりくらい先輩に会った。

久しぶりすぎて名前が出てこなかった。

面と向かって喋ることがあまり無かったけど、ダラダラ喋ってたら共通点、嗜好が似てて面白かった。

あそこまで好きなものが一緒だとビックリする。嫌いなものも一緒。

 

しかしながら、オレのことをよく覚えてたな。

感謝の意を伝えながら改めてLINE交換。

28歳と33歳。33歳は若いのだ。

 

大好きな先輩達に近づきたいな。

 

街の底

その場しのぎ、その日暮らしって感じで日雇い労働者として汗水を垂らし始めた。

労働環境は過酷。

人間が人間と扱われない。モノ、ムシ以下。労働とはなんなんでしょう。

これが続けば「苦役列車」の主人公みたいな環境で、底辺ってこんな感じになるんかなぁとぼんやり思案。

 

先日赴いた派遣先の工場では、20代の時に役者を目指して上京した50代のSさんと絡ませてもらった。現在も役者活動をしているらしい。なんとなく喫煙所で挨拶したのがキッカケ。

そのSさんが何気なく「早くこういう仕事から足を洗った方がいい。応援してるよ。」と呟いた。あぁ、これは「苦役列車」だなと。

 

しかしながら、オレの訳分からん職歴は一般的に見ればクソみたいなモノかも知れんが、実際に体験・経験しているサブカル的な面白みはあると思う。丸秘リポート!みたいな。誰も有り難みは感じんでしょうが。

 

上から見る景色は底が見えない、底から見る景色は空が見えない。

マイノリティーのマイノリティーのカウンターパンチは刺さるんでしょうか。

街の底を踏み鳴らせば何かが変わるんですよ。

 

ワンナイトの後には

ワンナイト。

所謂、一夜だけの肉体関係。

 

例えば双方どちらかの家もしくはホテルでワンナイトした翌朝は一緒にメシを食いたい。

食ったあとに食うんかい!って感じやけども。

 

ヤって終わり!サヨナラ!とか、ヤって泊まってなんとなく気まずい中、朝の光を浴びて帰るよりも、なんかの縁で出会ったんだから、とりあえずメシでもみたいな。

 

ワンナイトの経験がある人は、ぜひ「ワンナイトモーニング」を読んで見て欲しいなと思った次第。

不器用で甘酸っぱいテイストのストーリーと絵面がグッと来るマンガ。

肉体関係に悩んでるヒト

ゲイの世界は肉体関係ばかりでくさくさする。と嘆いてる人を見かける。そんな友人もいる。そんな知り合いもいる。

 

ホンマにゲイの世界は肉体関係ばかりなのか、エロありきなのか。

ブレイクダウンしていくと、男性は性欲が強い人が多い。種の保存のためなのでしょうか。

そんな男性向けにオトナのお風呂屋、抜き屋、発展場などのサービスが設けられている。

そんな男性が、強い性衝動が、ぶつかりあうと肉体関係に発展することもあるでしょう。

具体的な例を出すと、友人の友人とエッチしちゃったとか。

しかしながら、上記の例は異性愛者間でも問題視されたりしているので私はなんとも言えん。別にいいんじゃない?というスタンス。

 

興味や関心があることに目を向けると、耳が声を拾うようになる。

目や耳から入った情報が介入してくると、体の向きや感性もソッチ方面を向く。

つまり、目を向けていると無意識的に情報が入ってくるようになる。

ゲイの世界は肉体関係ばかりでくさくさしている人は、一度そういう情報に背中を見せ、好きなものに目を向ける。

オレはカレーが好きなので、世の中はカレー屋が溢れていてどの店から行こうか悩んでて大変だ。

 

無料ゲイアプリ「AMBER」をインストールした話

無料ゲイアプリ「AMBER」のAndroid版がリリースされたのでインストールしてみた。

 

https://ogaogaos.hateblo.jp/entry/2019/10/15/%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AA%E7%84%A1%E6%96%99%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%80%8CAMBER%E3%80%8D%E3%81%AB%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F

↑アプリの詳細はゲイブロガー、ヤシュウさんの記事を読んでね。分かりやすくて良い。直リンクですまん。

 

使ってみた感想としては、まったりした雰囲気だなと。

お互い「いいね」を押してマッチした状態でメッセージができるシステムからなのか。

プロフィールを書いてない人も見受けられるけど、他のゲイアプリよりも真面目に友達・恋人を求めてる人が多い気がする。

 

以下の項目に該当する人はインストールしてみてもいいかも。

・ゲイサークルやゲイバーには出向かないけど、ネット経由で友達・恋人が欲しい!

Twitter作るの面倒くさいし、何を呟けばいいのか分からない。ネット経由で友d(以下略)

・某ピンク色のアプリはヤリ目ばかりで心が荒んじゃう!って方。

 

前提として、良質なツールはあっても友達・恋人を作る気概が無いとできないかなと…。

好きなものや趣味があるなら、ゲイ用のTwitterアカウントを作ったほうが友達は作りやすいと思う。

AMBERにも好きなものや趣味を提示できるコミュニティ機能はあるけど、「○○が好きだから、こうなんです!」っていう踏み込んだ発信はできないのであくまで名刺交換的な立ち位置程度。

好きなものや趣味に関する会話をメッセージなり対面で広げる術が無いとAMBERはキツそう。

 

Twitterであればツイートしていけば、似たような人が拾ってくれるのでワンチャンあるかなと。

自分と似た嗜好や思考の人が集まりやすいから、仲良くなりやすいよね。当たり前か。

 

終着点がブレたけども、AMBERをインストールしたよ!ってハナシでした。

 

黒芯の味を忘れない

6月頃からマインドのZ好調(ぜっこうちょう)とZ不調(ぜっふちょう)の波が激しい。

Z好調な時は「おっしゃ!オラ!イケイケ!押せ押せ!ドンドン!もう1回遊べるドン!」と渋谷のイケてるギャル並みのテンション。

一方、Z不調の時は「誰にも求められない、役に立たない肉の塊。なんで生きてるんだろう?なんで産まれたんだろう。」とネガの波が押し寄せて、人格が押しつぶされて、すべてがどうでもよくなる。ピーキーな感じ。

 

昨日、ちょっとしたことでヘラってしまった。

なんで、本気になれないのか。

人が当たり前のようにやってることが自分にはできない。

比較するなんて愚。銀は金になれん。

 

うわ、うわ、うわわ。

 

死のう。

本気になれない自分が本気なってみよう。

本気で死に向かってみよう。

勝負は1回勝負。延長戦は許されない。

 

どうせやるならそういうスポットで命を落としたいと思い、ググったところ東京から数時間で行ける県に、日本海に突き出した崖があることを突き止めた。

また、最寄りの駅から崖のある県に行くまでの旅費が数万円かかることも分かった。

 

私は絶賛、転職中の身である。

普段は乾パンを囓り、水道水をガブガブ飲むみたいな生活スタイルで日々転がっている。

つまり、金に余裕は無い(あるっちゃある)。

そんな状況で数万円用意しろ!と言われても難しい。楽しいことするならまだしも、苦痛を求めるために金を稼ぐのは苦役すぎる。

 

しかし、だがしかし。

本気で向き合わなアカン。

目標を設定し、辿り着かなアカン。アカンねん。せやねん

 

と言うことで、職が決まるまでは文章を書いたり単発のバイト等で日銭を稼き、旅費を貯める。目標を達成し、本気のまま終わりを迎える。誰にも気づかれないように、ひっそりと。だいたい、そんなもん。

 

生きるのしんどいなー。なんて、よく分からん計画を立てていると、気づかないうちに、無意識的に友達へ連絡をしていた。

「しんどすぎるので、話を聞いてくれ」と。

 

ちょうど時間が空いてたらしく、話を聞いてもらった。頭の中は整理できておらず、湧いてくる言葉を片っ端から吐いた。泣きたかったのに、涙は出なかった。

 

しばらく沈黙を共有。

気分転換に散歩をしようと提案してもらい、近くの神社まで足を運んだ。

外に出ると頬を撫でる風が冷たかった。

歩いていくうちに気にしなくなった。

夜の神社は神秘的で綺麗だった。

 

足が前に運べば、体を動かせば、腹は減るもので居酒屋に入った。

温かい料理が胃袋に落下、しょーもないハナシで笑う、アルコールが脳を覆う感覚を感じたとき「生きよう」と。

そういう時間をまた味わいたい。

死ぬにはまだ早い。

 

崖のある県まで行く旅費数万円があるなら、タコスとテキーラでグチャグチャになったり、小汚い暖簾がかかっている焼き鳥屋でダラダラと飲みたい、メロウなカレー屋でスパイスを体に仕込みたい。

 

僕の敬愛する町田氏は数年間の無職時代の間、朝から酒を飲み時代劇を見ていたらしい。

 

これからは寒くなる。吐く息は白くなる。

孤独感がにじり寄ってくるでしょう。

人肌を強く求めてしまうのでしょう。

孤独感は居酒屋のカウンターに置いて帰りましょう。

人肌より少し熱めの燗を求めましょう。

財布の中は万年冬休み。

小学生の頃に戻ったような感じで、冬が楽しみ。

私だろうが、僕だろうが、オレはオレ。

送別会でのカムアウト

先日、会社を辞めた。

辞める際に送別会を開いてもらった。

去るヒトに対して時間とマネーを使うのはナンセンスだなと思うものの、9割近くの方が出席してくれて若干照れくさかった。

強制的な飲み会は嫌いだ!強制的な参加を促す飲み会も嫌いだ!と日頃言いまわっていたので、この送別会に出席してくれた方は真心的に、純粋無垢で私を送り出そうとしてくれていると受け取った。感謝。

 

飲み会がはじまってからは、泣いてるヒト、昔話にハナが咲いて懐かしむヒト、バカ話で盛り上がるヒト…the送別会のカオスでキュートな空気感。

 

飲み会も折り返し地点。

オフィシャル的な席移動タイム。

在職中にウルトラハイパートリプルフラッシュ規格で仲の良かった女性(以下ウルトラちゃん)の隣に座り「なんか、お互い寂しくなるねー」なんてグダグダ話をしていた。

していたのにシラフのウルトラちゃんは突如、顔色も変えずに「ねーねー、御殿場ちゃんって恋愛にあんまり興味無いじゃん?で、御殿場ちゃんって女性に興味無いじゃん?男のヒトが好きなの?」と甲子園球児もガン負けドストレートに尋ねてきた。顔色も変えずに。大事なことは2回言っとけ。

 

ウルトラちゃんとは単純に仲が良かったし会社を辞める時、相談にのってもらったり、アドバイスをもらったり、何かとお世話になった恩もあったので私も顔色を変えずに「女は興味無いよ。男が好きだよ」と答えた。シラフで。

いや、正確には答えたと言うよりスルリと口からこぼれた。

例えるなら、めちゃくちゃ美味しいカレーを口にした瞬間、思わず「おいしい…」と言葉が無意識的にもれる感じ。

カムアウトを受けたウルトラちゃんは「あ、やっぱり。そうなんだ。なんか周りの男の子と違うと思ってた。感受性が高かったり、誰に対しても優しいところとかね。」とキグルミの中にヒトが入ってるのは当たり前じゃね?的なニュアンスで受け止めてくれた。

口からこぼれるようなカムアウトに対して当たり前のように受け止めてくれた。

心が軽くなった。マジで。

私は他人に対して隠し事ができないような不器用男子なので、自分がゲイであることを意識的に隠す毎日は心の負担だったようで。

気づかない重さじゃないけど、軽く見積もっていた。気づかないように。そうじゃないと平常じゃいられなかったのかな。多分。

 

今回は一定の信頼関係があったから、こぼれるようにカムアウトできたし、相手も受け止めてくれたと思う。

カムアウトを終えてからは「どのゲイも同じように感受性が高い訳ではないし、みんながみんな優しいわけじゃない。ただ、高確率で肘から先、特に手首から先の動きがいやんいやんしているヒトは多いかもね。俺はしてないけどね。」なんて、冗談を言えるようなヒトと一緒に仕事ができて良かった。

お互い幸せでいよう。

 

カムアウトについて悩んでるとか、ゲイである自分を受け止めるのがキツイとか、周りの人に相談できないコトなどあれば話を聞いたりできるのでコメントくださいね。

 

・補足

カムアウトするのは良いよ!とも思ってないし、カムアウトしないヒトは無いな。とか思ってない。自分らしく、マイペースで。何事もタイミング。

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