秀逸な話

秀逸(言いたいだけ)な話。

御殿場の秀逸な話

年度マックス

先日、晩御飯の支度をしようと大型スーパーへと出向いた。運動も兼ねて徒歩25分を競歩のように歩いて。

 

1週間分の食料をカゴに投げ入れ、レジも終わり、持参したエコロジーすぎるバックに食料をぶん投げていると「ありがとうございましたー!」とフレッシュな挨拶が聞こえてきた。

 

フレッシュな声の方向に目を向けると「新入社員です!まだ分からないことがありますが頑張ります!ゴンザレス中西」みたいな名札をつけたフレッシュな若者がフレッシュな立ち振る舞いでフレッシュに立っていた。

 

その昔「フレッシュ!フレッシュ!フレッシュー!」みたいなCMソングが流れてたなと思いながら、ゴンザレス中西にメンチを切る。オレもフレッシュなんだよ、というアツいメッセージを込めて。

 

ゴンザレス中西はそんなことお構いなしで、レジ袋やエコロジーすぎるバックに食料を詰め終えて帰ろうとする客にフレッシュな挨拶をしていた。

 

あぁ、これがフレッシュか、と思った。愚直に前のめりに走る。今、やれることを全力でやる。それがフレッシュであり、マックス。ベストハイ。そう考えて、スタンディングオベーションをしていると、他の客がオレのことをジロジロとペロペロと舐めるような、突き刺すような眼差しで見てきたのでガン無視しつつ、三点倒立しながらスタンディングオベーション

 

それを見たゴンザレス中西が、バク転しながらスタンディングオベーション

 

若いっていいな、今回はオレの負けだ。と思いながら店を出る。店を出ながら、新卒採用者が労働に勤しむ中、タナカは専業主夫ムーブで買い物をしている図式が面白かった。やっぱりオレはマックスなんだ。

 

世間では「オンライン花見」なるものが地味に流行ってるらしい。ええやんジャパニーズ魂あるやん。オレもそれやろう!と思って、Googleで「桜 画像」と調べ、綺麗な桜の画像を見ながらウィスキーを飲んでいる。飲み方はトワイスアップ。

 

しかしながら、面白くない。なんとなく腑に落ちないので「オンライン花見」を調べたところ、いわゆる、オンライン飲み会の延長的なものらしく、オンライン音声または動画サービスを利用し、友達や知人、親友、マブダチ、姉御などと一緒に会話をしながら、飲み食いするらしい。

 

フレッシュな新入社員は同期とかと「オンライン花見」をしてもいいんじゃなかろうか。オレはひとりでドブさらいでもしておきます。「オンラインどぶさらい」流行らないかな。

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