秀逸な話

秀逸(言いたいだけ)な話。

御殿場の秀逸な話

7人の天使がラッパを吹く

以前、ネットで以下のような文を見かけた。

【30歳越えゲイあるある】

・観葉植物だらけになる

・イソップ使いがち

・あとは筋トレしがち的な内容

 

みたいな。はっきりは覚えてないけど、おぼろげてもない。友達以上恋人未満。

 

我が家を見渡すと、植物はある。年末に美容室で「よかったらどうぞ」と頂いた、よく分からん緑の植物。とりあえず分かるのはチューリップ、ヒマワリ、サボテン、ゴールドマリー、タンポポ、サボテン、松ではないということ。多肉植物のなにか。

 

「よく陽に当ててくださいね」と言われたものの、リビングの一部分にしか陽が当たらんので机の上、椅子の上、はたまた床など時間によってポジションを変えている。あと、イレギュラーで豆苗もある。

 

洗面台にはキレイキレイ泡ハンドソープが鎮座。なんやかんやでボトルは劣化してしまったのでホテルライクなプラスチック容器に入れ替えて使っている。手を洗うたびにキレイキレイのママみたいなキャラクターのエモい表情を見るのは心にくる。

 

オレはゲイじゃないかもしれないし、30歳を超えてないかもしれん。そこんとこよろしく。

 

じゃあ、我が家には何があるのか?希望か?夢か?愛か?幻か?マナ?カナ?頭の中でジャガー横田北斗晶がごっちゃになりつつ、話を戻す。空気清浄機がある。ちょっと早い誕生日プレゼントで買ってもらった空気清浄機。打倒花粉!旗を振れ!ということ。

 

あと目立つものといえば、クソでかヨギボー(長方形・オレンジ色)かなぁ。へたったら補充ビーズで補充して、ふわふわふかふかの状態をキープして使用するのが一般的らしいけども、ズボラなふたりなので4年もの間放置。何もしない。手助けすることだけが優しさではない。その結果、クソでかヨギボー(長方形・オレンジ色)はどうなったか。言わぬが花でしょう。現在、クッションという役割は担っていないように思う。

 

帰宅して「あー、疲れたわぁ」とか言いながらふたりでジャケットやらなんやらをクソでかヨギボー(長方形・オレンジ色)の上に投げ捨て、気づけば衣類の蟻塚みたいになり、アリクイを模倣し、衣類もとい蟻を洗濯機へブチ込むというのが日常。完璧な人間なんておらん。

 

YouTubeを漁ってると銀杏BOYZ「SKOOL KILL」のPVが流れてきた。この曲、このバンドは高校時代にシマヅクンという友達から「俺たち、童貞やん?童貞ならこれはマストやけん、聴け!男はパンクだ!彼女とかいらん!!聴け!!」とCDを貸してもらい聴いた。銀杏BOYZは、思春期の葛藤やイケてないヤツの心の叫びを代弁するかのような等身大の歌詞と激しいパンクサウンドで世界がひっくり返った。あと、単純に音量がデカかった。

 

当時はQUEENしか聴いておらず、フレディ・マーキュリーが「自転車!自転車!」やら「母ちゃん、人を殺しちゃったわ」とか歌っていただけに、カルチャーショックは大きかった。CDを貸してもらった1週間後にシマヅクンは初めての彼女ができ童貞を卒業していた。「セックスマジで気持ちいい!!彼女最高!!」ってずっと言ってた。なんでやねん。おかしいやろ。

 

そんな銀杏BOYZの「SKOOL KILL」

たぶん18年前とかそこらへんの曲。PVでは、ボーカルの峯田和伸のダメ人間ぶりが描かれていてめっちゃいい。こういうのあるよね、共感の連続。むしゃくしゃしてラックを蹴ったらラックが倒れて部屋がぐちゃぐちゃ。

「なんでこんなことしたんだろう」という後悔と「やっぱりオレはダメ人間なんだ」という自己嫌悪。でも、むしゃくしゃした気持ちは胸の中に残ってて、部屋の片づけをする気にもなれない。とりあえず、タバコを吸うけど、吸い終わっても変わらない現実とぐちゃぐちゃの部屋、みたいな。

 

パンクはガキの音楽。32歳やけど大人にもなれず、20代にもなれないオレが聴くにはピッタリだよなと思う。

 


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とは言いつつ、最近はMakeWarをよく聴いてる。声がかっこいい。日本人ではこういう歌い方できんよなぁ。骨格とか声帯の問題か?

英語は分からんから何を歌ってるかはよく分からんけど、メロディがよければそれでいい。


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