秀逸な話

秀逸(言いたいだけ)な話。

御殿場の秀逸な話

元カレのこと

人生で2番目に付き合った元カレと過ごした記憶は悪い思い出もあるけど、良い思い出の方が多い。

オレが20歳の時に元カレは17歳。そんな当時。

 

お互いにバイトはしていたけど、金がなかったので某コーヒー店でスターなんちゃらラテを頼んで公園で飲んでお喋りして解散。雨が降った日には某コーヒー店でキャラメルなんちゃらフラペチーノを飲みながらお喋りして解散。みたいなデートが多かった。コーヒーが好きな所はこういう所から来てるのかも分からん。

 

親が居ない日には家に遊びに行って、好きなバンドの音楽をダラダラ聴いたり、お互いオススメのマンガを読みあった。アホな話を沢山した。笑いあった。楽しかった。

 

「成人した時に好きな人が居て、この人とならエッチしたいと思った時にエッチしたらええやん」ってオレは言ってた。未成年だから、という理由で手は出さなかったし、好きすぎて性欲が高まらなかったように思う。ありきたりなJ-POPの歌詞にありがちな「ただ隣に居てくれるだけで良い」みたいな。そんな感じ。

 

ただ、ずっと抱き合ってた。

オレの身長は今と変わらない158センチ。元カレは178センチくらいあった。背が高い人に惹かれるのはこの思い出が忘れられないから。相手の胸にオレの頭が来る感じ。いいよね。

 

 

17歳。若い。たくさん悩む。だから、悩みをたくさん聞いてた。

将来のこと。進学のこと。家族のこと。自分のこと。見えない未来は苦しい。

だけど、悩みが解決した時の元カレの笑顔は忘れらない。嬉しそうだった。オレも嬉しかった。解決して悩みが出たら、また話を聞く。とりあえず、それでいい。人から相談されるのが好きなのは、この時の経験から来てる。これは絶対間違いない。逆に自分から中々悩みを相談出来ないのも、この時の経験から来てる。

 

 

元カレは所謂バイセクシャル

女の子としか付き合っていなかった。オレが初めての彼氏。ドキドキするよね。

バイにはバイの悩みがあるらしく、ゲイなオレを頭を捻りながら話を聞いてた。ゲイの中には「バイとは付き合えない」という人もいる。自分の「バイでもいいじゃん、なんでもいいじゃん、どっちでもいいじゃん」という価値観はこの時に出来た気がする。

 

色々書いたけど、歳下が好きな理由は元カレの思い出をどこかで抱えてるのかなぁと思う。

 

だけど、別れ方は良くなかった。付き合って1年と少し。

ココでは詳しく書かないけど、自分との関係を解消することが最良の選択としか思えなかった。当時の自分は引き出しが少なかった。

未だに後悔してる別れ方だけど、別れて3年後、街でバッタリ会った時に「あの時言ってくれた事はキツかったけど、今思えば正解だと思うよ。」と言ってくれた言葉に救われた。

 

当時の事を振り返りながら書いた。

やっぱり楽しい思い出が多い。思い出は美化されていく、という。
自分の記憶には今もはっきりと残っている。自分の思考・嗜好にもはっきりと現れている。

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