秀逸な話

秀逸(言いたいだけ)な話。

御殿場の秀逸な話

グングン!群馬旅行記・中

温泉を後にし、石段周りの探索。人生初の射的場で「ライフルはな!肩に、こう入れて撃つんや」とドヤ顔で友達に語っていたら店主のおばさんから「銃はそう構えるね!射的は足さえ地面についていればいいから、とにかく手を伸ばしてね!身長高いほうが有利ね!」と言われてしまう始末。射的は駒や人形にポイントが振られており、10発打ち終わった時点で落とした駒や人形のポイントを査定。稼いだポイントから景品を選ぶ。我々は何点取ったか忘れたけど、あと1発、あと1回の状況下、5点取るとイイ景品がある!ということでおばさんはテンションマックス!アンコールで登場してきたバンドに歓喜してるみたいな感じで「この女の人形にしよう!5点の女だ!女のアタマを狙え!しっかり狙え!アタマだ!」と叫びだした。オレ達よりガチやん。老兵やん。

 

老兵のアドバイスもあり、女の子の人形を落とし、携帯用のオセロを貰った。あとはアヒルのおもちゃ(水で浮くプラスチック製のもの)も好意で頂いた。

 

射的で汗もかいたし、もうひとっ風呂行こうぜ!ということになり、石段途中にある風呂屋へ。そのへんにあるような銭湯のような作り。脱衣所を抜けると湯船がひとつ。10人も入れない大きさ。それと、外気浴ができるテラス。ここもお湯が独特な色をしていたものの、湯元から離れているためか、ニオイは強くなく、そのぶん効能とかも薄いんかなぁ?とかグチャグチャと喋りながら堪能。

 

湯を出て裏道散策。数十年前は栄えてたいたであろう、キャバレーや飯屋の跡があり、エモであり、ノスタルジック。夕焼けが似合うような裏道だった。

 

そんな中、小綺麗なんだけど昭和ノスタルジーみたいな雑貨屋があったので迷わず入店。ホーロー鍋があったのでノータイムで購入。いかにも昭和です、みたいな柄が最高だった。好きな人には刺さる柄。ノータイムで買った理由として、旅先かつ友達と遊んだときは日常使いできるモノを買うようにしている。鍋の他には手ぬぐい、帽子など。

 

日常で買ったモノを使う際に「これ買ったときはあんなんあったなぁ、楽しかったな。あいつらは元気してるんやろうか。また会いたいけん、おれも元気にがんばろう」と見えないアイツに背中を押されるような感じがして、生活にハリが生まれるような、なんだか生活が豊かな雰囲気に包まれる瞬間が好きで、なるべく日常で使えるモノを買っている。ホーロー鍋は手入れさえすえば、長く使えるらしいので使い倒して、ピカピカの思い出を磨いていきたい。

 

鍋を買ったあとは、榛名山ドライブ。ラパン(ターボ)で。この榛名山はイニシャルDの舞台になった秋名山のモチーフ。何を隠そうオレは「イニシャルD」のファン。中2から。つまり、約17年の時を越えて憧れの聖地巡礼というやつ。

 

詳しくは書けんけど、登り道をガツガツ走り、ガガガガァァとカープを走るので「G(重力)」がとんでもなかった。G(ゲイ)がG(重力)を感Gる。なんてね、ガハハ。下りだったらマジで吐いてたかもしれん。

 

対向車のスポーツカー率が異常だった。やっぱりGT-Rはかっこいい。不敗神話のRだ。中2の時に熱狂的にイニシャルDにのめり込んでいたからこその感性と感動。無駄なことなんてないかもしれん。

 

途中、中腹で休憩と写真撮影。ぼんやりと下に見えるは伊香保温泉。いい写真だったので、写真をプリントして玄関に飾っている。

 

撮影後は流しながら市街地へ。Hに「晩飯は地元っぽいやつか地元っぽくないやつ、どっちがいい?」と聞かれてので「地元っぽくなくてカレーじゃないやつ、めっちゃうまいやつ!」と答えた結果、めっちゃうまいらしいハンバーグ店へ。駅からだとどれくらいだろう、25分くらい離れてるのか?分からんが着いてみると15台くらい停めれる駐車スペースがあった。

 

オープンしてすぐに行かないと待つことになる、と話をしていたのでドキドキしていたが、並んでなかった。たしか、17:20くらい。これも日頃の行いのおかげでしょう。名物のチーズハンバーグ(並)とビールを注文。「悪魔チーズの地獄ハンバーグ」と命名したいなと思うくらいに悪魔的で地獄なうまさだった。また行きたい。

 

メシを食ったあとは駅近くの大型ショッピングモールにてゲームしたり物産展を覗くなど、旅行に行った人は、まず選ばない選択をしていく。

 

ドライブにしろ、ショッピングモールでの雰囲気というか遊んでる感じが、なんだか地元のダチみたいな感じで地元が懐かしく思えたし、もしも、オレが群馬で生まれ育ってるなら、コイツらとこういうことして、やたらと遊んでんだろうなぁとぼんやりと考えることもあった。それくらいに楽しかった。

 

ショッピングモールを出たあとはホテルまで送ってもらい、ハグをして解散。友情テレカを作ろう。

 

部屋に入りホテルの質素な雰囲気と自分しかいない空間、日中の楽しさが積み重なった結果、珍しく寂しくなったので帰宅したRと1時間くらい通話。朝風呂に入るべく23時過ぎに就寝。

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